> 代名動詞

例文を見てみましょう。 

 1) Elle couche son enfant.(彼女は子供を寝かせる)

 2) Elle se couche. (彼女は寝る)

1)の文ではcoucher(寝かせる)の目的語としてson enfant(彼女の子供)という言葉があります。
一方、2)の文では、coucherの前にseという言葉がおかれています。これは「再帰代名詞」とよばれるもので、「彼女自身を」という意味を表します(英語のoneselfに相当します)。再帰代名詞は動詞の前に置かれます。このように、再帰代名詞を伴って用いられる動詞を「代名動詞」と呼びます。

代名動詞の活用をまとめると次のようになります。

活用(直説法現在)    

Je me couche    Nous nous couchons   
Tu te couches Vous vous couchez
Il se couche Ils se couchent

再帰代名詞は主語にあわせて形がかわっていますね(me, te, se...)。

辞書を引く時には、見出し語として動詞coucherを調べると、se coucherについても説明が載っています。

代表的な代名動詞は次のページにまとめてあります。

 

代名動詞の否定文をつくるには・・・

 Nous ne nous couchons pas tôt. (私たちは早く寝ない)   

再帰代名詞の前にneを、動詞の後にpasを挿入します。

 

代名動詞の複合過去をつくるには・・・

 Je me suis couché(e) à 22 heures. (私は22時に寝た)   

助動詞としてêtreを用います。再帰代名詞と動詞の間にêtreの活用形を挿入します。*このとき、再帰代名詞が動詞の直接目的語にあたる場合、過去分詞を主語と性・数一致させます。上の例文では主語が女性の場合、couchéの後の括弧をはずし、eを加えます(発音はかわりません)。

 

練習問題(1)

練習問題(2)

 

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2001 Sachiko Komatsu-Delmaire